<小1虐待死>心のSOS届かず 父かばい気丈に振る舞い(毎日新聞)

 東京都江戸川区の小学1年、岡本海渡君(7)が両親から暴行を受け死亡した事件。3日で発生から10日たつが、傷害致死容疑で送検された両親は警視庁の調べに「ご飯を食べるのが遅いので、しつけのためにやった」と供述し続けている。昨夏ごろから日常的に暴力を振るわれ、体にたくさんの傷を負いながらも気丈に振る舞っていた海渡君。SOSのシグナルは周辺や行政には届かなかった。

 先月28日、千葉市中央区の斎場から祖母のすすり泣く声が漏れた。15人ほどの参列者に見送られた海渡君。ひつぎの傍らには、洋服や海渡君が小学校で大切に育てていた植物の鉢が置かれていた。

 母千草容疑者(22)は15歳で海渡君を産み、千葉市内の飲食店に勤務していた時、客だった継父の健二容疑者(31)と知り合う。海渡君を市内の実家に預け、3〜4年前から健二容疑者の住む江戸川区東松本のアパート2階で同居し、昨年2月に結婚。小学校入学を機に海渡君をアパートに呼び寄せた。

 実父を知らない海渡君にとって、健二容疑者は初めてのパパだった。近所の人は、健二容疑者とキャッチボールしたり、家族3人で自転車の練習をする姿を見て「仲の良い家族だな」と感じていた。

 幸せに見えた家庭から海渡君の悲鳴が聞こえるようになったのは昨年夏ごろ。「このやろう」という怒声。「ごめんなさい」「やめて」と泣き叫ぶ声。ドスンという大きな物音もするようになった。

 「パパにぶたれた。ママは見ていて何も言わない」。昨年9月、治療に行った歯科医院で顔や太もものあざの理由を聞かれ、海渡君は医師に打ち明けた。医師は区のこども家庭支援センターに通報。区からの連絡で、家庭訪問をした校長らは「二度と殴らない」という健二容疑者の言葉を信じた。

 海渡君は9月以降、85日ある出席日数のうち31日間を欠席していた。昨年12月にも度々、担任教諭が家を訪ねたが、海渡君には会えなかった。虐待の実態を誰もつかめず、幼い命を救えなかった。連携不足を指摘された国や都、区はようやく再発防止に動き出した。

 警視庁小岩署によると、遺体にはあざのほかにも、熱した金属を押しつけられてできたようなやけどの跡も多数あった。事件の2日前、近所の住民が「お父さんにいじめられてないか」と声をかけた。海渡君は「いじめられてないよ。悪いことをしたら怒られるけど」と答え、健二容疑者をかばったという。【神澤龍二、山本太一】

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センバツ出場・花咲徳栄ショック!卒業生がグラブ盗んで逮捕(スポーツ報知)

 埼玉県警加須署は3日までに、花咲徳栄高校(同県加須市)から野球部員のグラブを盗んだとして、窃盗の疑いで同校卒業生のアルバイト・榎本将広容疑者(21)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月、同校野球部グラウンド施設内に侵入し、野球部員のグラブ9個(計約34万円相当)を盗んだ疑い。同校は今春の「第82回センバツ高校野球大会」に出場が決まった強豪校だけに、部員には精神的な打撃が広がった。

 7年ぶり2度目のセンバツ出場を決めた花咲徳栄の野球部員75人には、ショッキングな事件が起きてしまった。

 逮捕容疑は昨年11月22日から24日の間に、グラウンドのバックネット裏スタンドに保管してあった野球部員のグラブ9個(計約34万円相当)を盗んだ疑い。

 同校によると、被害にあった数日後、同校野球部員が上尾市内の中古スポーツ用品店で、盗難に遭った部員の選手名が刺しゅうされたグラブを発見。榎本容疑者がこの店に中古品として、盗まれたグラブ9個のうち数個を計約1万円で売っていた。残りのグラブはまだ見つかっていないという。

 学校側と部員の保護者らが話し合った結果、被害の相談を受けた加須署が捜査し、先月18日に逮捕した。榎本容疑者は「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認め、店側は「盗品だとは思わなかった」と説明。同校の山本末一副校長は「球児にとって、グラブは高校野球の大切な思い出が詰まっているので、ショックは大きいと思う。OBがこんなことをするのは残念で仕方がない」と話した。

 事件当時は連休中で、野球部は県外への遠征でグラウンドを留守にしていた。遠征に帯同していなかった部員が屋外のスタンドにグラブを放置したまま帰宅したところ、盗難の被害にあった。

 同校によると、榎本容疑者は入学直後に数週間、野球部に体験入部。その後はラグビー部に所属し、レギュラーとして活躍していたという。グラウンドから野球部の寮へ続く裏口の鍵が、部員間では簡単に開けられるようになっており、榎本容疑者も鍵の開け方を知っていたとみられる。

 日本高校野球連盟へは、センバツ出場校の選考過程で報告したといい、同校は「センバツ出場への影響はないと思う」。同部では、用具の自己管理の強化を呼びかけるとともに、鍵の施錠の徹底やその交換なども検討している。事件について、山本副校長は「センバツに向けて頑張っているときに、水を差したことは許せない。部員は気持ちをしっかり持って、甲子園で活躍してほしい」と、大舞台での活躍を期待していた。

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